19 忍ぶれど 色に出けり 我が老いは 物を忘れて 人に問うまで    読み人忘れ

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   忍ぶれど 色に出けり 我が老いは 物を忘れて 人に問うまで 

                         読み人忘れ

 本歌は、小倉百人一首40番の平兼盛(捨遺集より)の「忍ぶれど 色に出にけり 我が恋は 物や思ふと 人に問うまで」の本科歌取り。

 最近、物忘れが激しくなってきているが、会社組織で弱みをを見せるわけにはいかず、日頃から態度に出さぬようにしている。しかしながら気がつけば、ついつい部下にものを尋ねようとしている自分に気づく。ここまでの本歌取りと雅号までのパロディーは、後光がが差すまでの完璧な作品。
 
 シャープを退職した人のシャープな歌である。

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