発展途上地域の発動機はその時代を反映する
発展途上地域の発動機はその時代を反映する
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今から50年以上も前でしょうか。ディーゼルエンジンの小型発動機が、農作業を画期的に変えました。その前は脱穀は足踏みでしたから。
ただ、叔父の家にあった発動機は、それはそれは金属むき出しでさびてもいるし、オイルがまとわりついて黒いねちねちとした垢のようになって、小学生の私にはちっともかっこよいものではありませんでした。何となくポンコツ。
その発動機は堅固な板の端に固定され、その板のもう片方には作業機が固定されて、作業機と発動機はベルトでつながれていました。
発動機は発動しないし、クランキングするわ、ベルトははずれるわ、板から発動機がずれるわ、などなど、農作業と言うよりも、整備士の仕事が叔父にはありました。農繁期休暇というのもあり、思えば大変な作業を肌で感じていた子供達でした。
ところが、今や、むき出しの発動機だけをみかけません。むき出しの発動機を知っているからこそ、マッドマックスのスパーエンジンが理解出来るというもの? マッドマックスも知らない人が多い時代にこれは余談だな。
お米は、スーパーで買えるもの。いや、チンすれば食べられるもの。田植え、稲刈り、はでば作り、そのたもろもろの、作業も効率化され、専業化されました。
私達が過ぎ去って、忘れていたことを思い出させる動画です。
草刈り機を応用した稲刈り機には恐れ入りました。