17 子育ては 速く速くと なつかしく ゆっくりゆっくり 老々介護 花鳥風月
17 子育ては 速く速くと なつかしく ゆっくりゆっくり 老々介護 花鳥風月
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子育ては 速く速くと なつかしく ゆっくりゆっくり 老々介護
花鳥風月
この歌は子育ての大変さと、介護の大変さを対比する事で、そこにユーモアを出して、自らの苦労を笑い飛ばそうと、努力した作品。
ご自分の想像以上に早く、夫の介護をしなければならなくなった切なさも、ユーモアの中から読み取れそうだ。
作者は公務員の夫の退職後の余生を、風光明媚なこの笠置町にて過ごそうと、夫と共に移住された女性。移住後、旦那さんはボランティア、奥さんは家庭菜園など楽しんでおられたが、その旦那さんが脳血管障害で、車椅子の人となった。
実は、ボケ防止のための笠置カフェという、イベントで、あほで無口な歯科医師が、ない知恵を絞ってみたものの、何をしたらいいかわからず、なんとか他の人にスピーチさせるようなことはできなかと考え、天皇家と庶民との歌会を参考に、「そうだ歌会をしよう。」と考えた結果、やったイベントでの結果。
その結果、患者さんが考えてくれたなかでの、優秀作品。どう考えても引きこもり老人からの作品ではないが、まあよく考えれば、引きこもり老人は、歌も歌えないだろうから、その手前の、予備軍までのご老人が考えて、そうならないよう楽しんでいただければ、ありがたいと思う。
そして、そのまた予備軍ぐらいの周囲も、ちょっとだけ元気なると思う。
歯科医師の思いつきの、イベントの後、その反響から、医療介護系の短歌をまとめて、本当に作品集にしてカルタを作るなど、前向きに進まんとするきっかけとなった作品である。いわば、今の笠置百人一首の原動力となった作品である。
介護者、被介護者を、そうなる前から知っていて、そうなってから、被介護者がなくなるまで、一時は介護者から嫌われるくらいの積極的関与も主張し、トラブルもあり、その後は傍観させていただいた、関係者としての、解説でもある。
まだスポンサーはいないが、アリセプト等の薬を作っている会社(エーザイなど)に期待している。
ある人を通して、エーザイのMRに接触を試みたが、上手くいかなかった。エーザイは確かちびまるこちゃんを使っているが、笠置百人一首は使ってくれていない。
他の会社に、患者をとられるぞ~。