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36 歯磨きで 引き締まった この歯茎 下腹磨きも 誰か教えて

36 歯磨きで 引き締まった この歯茎 下腹磨きも 誰か教えて

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歯磨きで 引き締まった この歯茎 下腹磨きも 誰か教えて

プヨッと赤く腫れた歯茎は病的である。「赤い歯茎が健康の印」と思っていた理髪店の店主もいるが、健康な歯茎はピンク色である。その理髪店の主に、毎週月曜日に根気よく歯磨き指導をし、歯石を取り、出血しなくなってキュッと引き締まった歯茎や、グラグラが止まった歯を実感させると、この歯科医院に来て良かったと本当に思わせることができる。だいたい理髪店の主というものは、噂も実体験も客にお話しするのが第一の営業活動であるかのような、耳が大きなダンボスピーカーで、どんな業種であれ理髪・美容関係の従業員に信頼されることは、口コミ戦略のイロハとも言える。

さて、そんなコンサルティング会社が言いそうなことはさておき、この短歌は、その理髪店の主人が患者として口にしたことをそのまま詠んだだけの短歌であるので、大した工夫が認められない。しかし、ある面素直に、健康に対しての日常行動の「成果と困惑」を、ユーモアを交えて歌いこめているとも言えよう。

最近、筋肉量が少なくなったせいとそれによるシワのせいか、体全体はやや痩せ気味に見えるようになったが、どうしてもお腹周りだけはプヨっと出てきて、メタボ健診で保健師に「がんばりましょう」と言われたとか。テレビの情報から何をどう頑張れば良いのかなんとなくわかるが、きちっと効果のあるような方法の会得ができないので教えて欲しいいとのことであった。

なるほど、そう考えれば、テレビで痩せるための方法論を数多の番組が取り上げはするものの、視聴者での効果が出ているかどうかさっぱりわからないと思われるにも関わらず、ライザップがあれほど高額なのにあれほど人気を記し、リバウンドは問題視されてはいるけれどもとりあえずはの効果が確実にでていることと整合性が取れる。

これらのことは、「ダイエットには、公衆衛生でいう集団的アプローチは効果がなく、個別的アプローチしか効果が出ない」というような仮説をたてるきっかけとなる。言い換えるならば、「ダイエットにおける集団的アプローチの効果不成立仮説」もしくは「ダイエットにおける個別的アプローチの優位仮説」といえる。そして、これらの仮説は、「歯周病予防の集団的アプローチの効果不成立仮説」もしくは「歯周病予防の個別的アプローチの優位仮説」とほぼ同じではないかという発展的仮説も立てられる。なぜならライオンやサンスターや花王などがあれだけ歯磨きを啓発しているにも関わらず、歯磨きがきちっとできている人が少なく、歯科医院で個別的にコーチングしていかないと磨けるようにならないということが、まさにダイエットとほぼ同じ構造だからである。

これに関しては、これらの仮説を証明するためには、後ろ向きコフォート研究も可能かと思う。

話を難しくしてしまったが、ともあれ、理髪店の主人は、ここに来たことによって得られた成果の一つとしての引き締まった歯茎のように、引き締まった下腹部を得たいという希望があり、馴染みになった歯科医院でその方法論を伝授してくれないかと思うそうだ。

しかし、あいにくプヨ下腹は、どんな歯ブラシを使っても、ブラッシングではキュッとは引き締まらないのである。

これが、たいしたことのない歯科医師の限界である。

この短歌にあうイラスト募集しています。詳しくは、miwashiro@mx2.wt.tiki.ne.jp (岩城まで)

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