土曜日、日曜日での親知らずの抜歯、歯の移植、インプラント手術、口の中の出来物の手術、歯列矯正治療などを京都市、相楽郡、木津川市、奈良市の皆様に行なわさせていただいております。病院行く前にご相談ください。

61 階段を 上れぬ日々は いつからか 笠置(田舎)の駅の 命の階段  大倉紅船

61 階段を 上れぬ日々は いつからか 笠置(田舎)の駅の 命の階段  大倉紅船

画像の説明

この短歌にあうイラスト募集しています。詳しくは、miwashiro@mx2.wt.tiki.ne.jp (岩城まで)

階段を 上れぬ日々は いつからか 笠置(田舎)の駅の 命の階段  大倉紅船

 その田舎の駅の階段を腰の曲がったやや太めの老婦人がゆっくりと上りながら、こう話していた。「病院に行くにはこの階段を上らないけんけど、この階段が上れんようになったらもうおしまいやな」と。

 実はそのご老人はガンを患っている。そのご老人が笠置駅の階段を上るのは、二つ離れた木津駅前の山城病院に、抗がん剤治療を受けに通院するときだ。
 そして、エレベーターやエスカレーターが木津駅にはあるが、笠置(田舎)の駅にはなく、あるのは階段のみなのである。

 そう、彼女にとっては、この笠置駅の階段が命の階段なのである。

 笠置の駅がイメージできない方は、一両編成のディーゼルしか通らないような田舎の駅を想像してほしい。笠置でもどこの田舎でもいいから、想像してほしい。

 担癌患者の重いつぶやきが、詠み込まれている、秀作。

 ペンネームの「大倉紅船」の「大倉」はふと呟いたその老婆の屋号からいただき、「病院への階段」から「天国への階段」を、そしてそれをうたっていたレッドチェッペリンからの連想であるとのことである。

Total:883Today:1Yesterday:0

*院長のFacebookはこちらをクリック*

コメント


認証コード8944

コメントは管理者の承認後に表示されます。

powered by HAIK 7.3.9
based on PukiWiki 1.4.7 License is GPL. HAIK

最新の更新 RSS  Valid XHTML 1.0 Transitional