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NHK職員は裏金もらっているのだと思う。

NHK職員は裏金もらっているのだと思う。

かつて、ある病院に勤めていたころ、ある女性の顎下腺摘出の手術の主治医になったことがある。

その時の患者さんは、そこそこ美人の若い独身女性であった。

そのころは、私も独身で、付き合う相手もいなかったが、残念ながら美人ではあったが、そう積極的に突き進みたいというようなタイプの患者さんではなかった。

ともあれ、医者はそんな個人的感情を伏せて仕事をすべきものだと常ずね思っていたので、普通に接していた。

当然のことである。

某放送局に勤務されているというお父さんを含め、お母さんとご本人への手術の説明をして、手術の執刀医はさる大学病院の講師の先生にお願いすることまで段取りをして、その先生に一度診ていただき、3人で手術をするということで、いざ手術当日となる予定だった。

ここまでは、若手医師のルーティーンである。

仕事の一環であり、特別なことは何もしていない。

だが、この時別れ際に封筒を渡された。

当時はよくあることで、大抵、「よろしくお願いします」という気持ちの表現として、いくらか包んであるものをもらった。金額は、人それぞれだが、まあお年玉程度と言えると思う。

大学病院では、若い医者は給料が安く、入りと出が等しいか、学会出張などがあると出が多くて、かつかつの生活だったのでかったので、明日の食費の支えになり、本当に嬉しかった。

赴任先のサテライト病院では、まあそこそこの給料がもらえるようになるので、どちらかと言えば、嬉しいことには変わりないが、これをもらったからといって特別なことはしないので、どちらかというと、申し訳ないなと感じたこともあった。

基本的に、

包みをくれる患者と、くれない患者に差をつけたことはない。

それで、お前何が言いたいのだと聞かれるかもしれないが、そんな時代において、びっくりするような金額をもらった。

厚みがあったので500円の商品券が2−30枚程度入っているのだと思っていて、中身を見るのがずれたが、同僚が、「お前あの中身見たか?」と手術の後に言ってきたので、後で見たら、びっくり。

治療代の何倍もするような金額の札束が入っていた。

それが、3人分であった。

お年玉程度だったら、慣れていたが、大学病院での一月分の税込給与くらいな金額があると、そりゃまあ、驚きである。

何もできていないので、返そうと思った。

先輩格の執刀医に相談したら、「それは患者の気持ちや。患者に返せへんかっても、人のために使ったらええ。それを使って、本を買たり学会出張して、勉強して、次の患者によりよい医療をしたらいいんや。」と言われた。

なるほど、そう考えれば気が楽だ。やはり先達はあらまほしきことなりである。

など思い出しながら、某放送局は、そんな世界なのかなと思う次第である。

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