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ウルトラセブン、帰ってきたウルトラマン、その間にあったウルトラQ、とても社会性があった。

ウルトラセブン、帰ってきたウルトラマン、その間にあったウルトラQ、とても社会性があった。

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むかーし、むかーしのことである。

宇宙からやってきた正義の味方がいた。M78星雲からやってきた初代ウルトラマンは勧善懲悪説で、地球を救ってくれた。地球人が善で侵略してきた宇宙人が悪である。ウルトラマンも宇宙人だから、宇宙人にも悪い宇宙人と良い宇宙人がいたのだろう。

ところが、そのウルトラマンが地元に帰ってから、新しく来た宇宙人は、少しずつ、地球の社会問題をテーマにするようになってきた。

詳しくは覚えていないが、小学生の私には、ある面、だんだんドロドロとして暗い感じになってきた。

ウルトラマンシリーズでは、次のセブンより帰って来たの方が暗かった。

途中にあったが、その最たるものが、ウルトラQである。

ウルトラQは、来週は見たくなくなるほど、暗いストーリーが多くて、一話一話が終わった後は、感動ではなく、ほっとする感じの話が多かった。

なので、子供心に、次は見たくないと、その時はいつも思うのだが、なぜだか次回も吸い込まれるように、スターティングのロールから見てしまうのだ。

ドロドロ渦巻くような図柄が動いて、最後にウルトラQとタイトルが現れるという、スタートだったのは鮮明に今でも覚えている。

他に、似たような、社会の悪を披露して、その問題点を考えさせるような子供用テレビ番組では、バンパイアとか、妖怪人間ベム ベラ ベロ とか ドロロ とか 勧善懲悪を超えた、人間の動物的な醜さとか、性とか、変身願望とか、他にもどうしようもない欲望とか、道徳観を取り除いた、裸の人間を子供に知らしめるような子供用番組が3割がたはあったように思う。

まあいわば、黒澤明の、映画、羅生門のような子供むけテレビ番組があった。

と同時に、並行して、巨人の星とか、若き血のイレブンとか、サインはVとか、アタックナンバーワンとか、心を揺さぶるようなスポコン物が3割くらいか。

後はサザエさんのような、ほのぼのアニメか、アトムや、ソランなどのSFもの。

こんな昔話をして言いたいことは、そんな作品を弾圧をしてはいけないと思うことである。

弾圧をやる人は、最近わかったわ。ある考えの人たちである。その人たちは、自分の考を押し売りするどことか、強制する人たちだ。

製作者も行政も、声が大きいだけで、今までは屈していただろうが、これからは屈してはいけない。

左翼も右翼も、言いたいことは主張したらいい。いくら大きな声をあげようかかまわない。

だが、周りの人はそのうち気が付く。

かつては、製作者も行政も、声が大きな人だけに屈していたので、おかしいことになったと思う。

インターネットの普及で、それが暴かれて、大多数の声しない人の声も表に出ることが許されるようになったと思う。

まだ、マスコミはそのことに気がついていないようだが、そのうち足がすくわれる。

 
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