新幹線の中で炊飯器を炊くとは!
新幹線の中で炊飯器を炊くとは!
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1993年にブダペストで免疫学会があった。その後、ハンガリーからトルコに行って、トルコ旅行をした。そのとき、トルコのツーリストと親しくなって、いろいろ話をした。その話の中で、「同じ東洋人でも中国人はとても嫌だ」というのだ。理由を聞くと、彼らは、ホテルの部屋の中で、器具を持ち込んで料理をするというのだ。その話を日本語で「ふーん」と思いながら聞いていたが、「油物とガーリックを使うので部屋が、汚れるし匂いがとれないので、ホテル側がとても嫌がる。中国人観光客にはきてほしくない。」とまで言っていた。部屋でご飯を炊くことはもちろん、持ち込み器具で中華料理までも作るというのだ。
その頃の、私の知っている中国人は、京都大学への留学生ばかりだったので、いっしょに国内の学会に行ったこともあるが、そんなことはしそうになく、トルコ人ツアーコンダクターの言うことが信じることできずに、「ほんとかなー」とその時は思っていた。まさかトルコ人が嘘をつくとは思えなかったが、日本人としては「信じられない」話である。私の母親なんか、旅先の旅館の部屋を出る時、どんだけ中居さんへの気遣いをしていることかを、見て育ったからである。「来た時よりも美しく。」とか「立つ鳥後を濁さず。」とか「人様に迷惑をかけたら行けない。」と、教わってきたからだ。
この精神は、サッカーや野球などの試合終了後に見かけることが、日本では当たり前にあるから、うちの母親だけではない精神だ。
そんなことで、信じられない話を、日本に帰る飛行機の中で、たまたま隣に座った、香港人の丸坊主の男装の女性に聞いたことがある。
なぜ女性なのに、男装して丸坊主かと聞いたら、旅行先では、女性は悪戯などをされやすいので、男だとそれがないので、そうしているといっていた。香港人にとって海外が治安悪いところと感じているのだろうと思った。
ともあれ、聞いたら、「大陸系の中国人ならそうする人が多いだろう。」と言っていた。「香港人なら、英国の教育があり、ホテルでの常識を知っていて、そんなことする人は少ないと思うが、大陸の中国人は節約のためそうする人がいてもおかしくない。」と言っていた。トルコ人の言うことは誇張ではなかったのだ。
下記の動画の中に、新幹線の中で炊飯器を炊いて飯を食う写真が引用されている。
電源は主にコンピューター用だと思うが、せめて、日本では髭剃りまででお願いしたいと思う次第である。