笠置百人一首
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笠置百人一首とは何ですか?
笠置町に編集機関を置いた医療・福祉・老化・介護関係の三十一文字(5、7、5、7、7)の短歌百選のことです。現在編集中でまだ完成しておりません。現在募集中でこの笠置百人一首の応募作品には少しづつ解説をつけて公表しています。(ご興味あればここをクリックしてください) また笠置百人一首の由来や将来にご興味ある方は、その下から始まる文章をお読みください。
笠置百人一首編纂協力者
伊左治医院 伊左友子、笠置歯科口腔j外科診療所 岩城倫弘、京都市民病院 森一樹
既に応募された作品を読みたい方はここをクリック
笠置百人一首の編纂の産声をあげるまで
2013年秋は、山城医師会の主導で行われた認知症予防のための「笠置カフェ」オープンの年となりました。
「笠置カフェ」とは「医療や福祉関係者が主導で、お年寄りやその家族が気軽に寄れるお茶のみ場を作ってあげて、可能であれば認知症の予防をする」ための言わば痴呆予防、引きこもり防止のための「お茶飲み場」です。
そのお茶飲み場で歯科医師の私が一体そこで何をしたらよいのかを考え、たどり着いたのが、「笠置百人一首の編纂事業」です。みんなでボケ防止や医療関係の和歌を考え、泣いたり笑ったり、ゲームを行ったりして、その場を盛り上げようとする企画です。
藤原定家が京都小倉山で編んだのがあの有名な「小倉百人一首」なので京都笠置山で認知症関係に造詣の深い伊左治友子(内科医)先生を中心として編んだボケ防止のための「百人一首」を「笠置百人一首」として、楽しもうという企画です。
笠置百人一首編集事業への応募は誰でもできますか?
日本語ができれば誰でもできます。笠置町外からの応募大歓迎です。おひとり何首でも結構ですが、応募用紙一枚につき一首にして下さい。
笠置百人一首にはどんな審査がありますか?
今のところ、まだなにも決まっていませんが、笑わせたり、感動させたりする、優秀な歌が100首選ばれる予定です。また、審査員も伊左治友子先生を筆頭に、それなりの文学者を選定する予定です。
笠置百人一首に応募するにはどうしたらいいですか?
下記のダウンロードボタンから、応募用紙をダウンロードして頂き、応募用紙の裏表に必要事項を書き込み、伊左治医院か笠置歯科口腔外科診療所まで、郵送してください。FAXでもかまいません。
応募用紙の
伊左治医院 笠置百人一首編纂係
〒619-1303 京都府相楽郡笠置町笠置浜
笠置歯科口腔外科診療所 笠置百人一首編纂係
〒619-1303 京都府相楽郡笠置町笠置風呂鼻3番地
FAX:0743-95-3570
いつごろ審査がありますか?
未定ですが、2-3年以内に行おうと考えています。
著作権とかはありますか?
ご本人作品であることは保障いたしますが、出版物、カルタ等、商業を目的として利用する場合は、編集者にその権利があるものとさせていただきます。なお他にも応募され、すでに商業目的の出版物となった作品の場合、その権利者と相談させていただきます。
作者は本名でないといけませんか?
雅号(ペンネーム)の方が好ましいですが、本名でもかまいません。できれば、趣のある雅号や面白い雅号で作品を送って下さることを望みます。また、後に連絡を取るために、本名、住所、電話番号をご記入下さい。
たとえばどんな作品がいいのですか?
お笑い系ですと
・蟹食えば 入れ歯こわれる 日本海 パックツアーの 天の橋立
・「ボケボケ」とボケ言うボケはボケならず、本当のボケ 「ボケ」と言えぬボケ
・月内科 火が整形 水耳鼻科 木曜休んで 金曜歯医者
のような感じです。
マスコミに取り上げられましたか?
今のところ京都新聞地方版に取り上げてもらいました。(下記url)
http://kyoto-np.co.jp/local/article/20140318000052/print
笠置歯科口腔外科診療所の患者さんが閲覧ブログを作ってくれました。
http://tyouzyutanka.blog.jp/archives/1007927832.html
少しずつですが、解説を付けてアップしはじめました。
https://www.sankei.com/west/news/160609/wst1606090016-n1.html
笠置百人一首を思いついた経緯を、ニュースレター「デンタルハート・アット・笠置」に書きましたので、その文章を下記掲載しておきます。ご参考まで。
平成15年の9月より笠置歯科口腔外科診療所を開設しましたので、10年間笠置町にお世話になったこととなります。お蔭様でこれといった悲惨な問題も起こらず診療をさせていただいており、患者さんや関係者の皆様に心より感謝申し上げます。
さて、この秋は、認知症予防のための「笠置カフェ」オープンの年となりました。聞きなれてない方は、何のことやらわからないと思いますので、少し説明いたします。
夏に伊左治友子先生からお声がかかり、「『笠置カフェ』を計画しているので、協力してくれないか」とのことでした。最初は、「伊佐治先生もついに飲食店経営か?」とも思いもしましたが、説明を詳しく聞き、私のつたない頭で考えうるに、どうも「医療や福祉関係者が主導で、お年寄りやその家族が気軽に寄れるお茶のみ場を作ってあげて、可能であれば認知症の予防をする」らしいことが理解できました。
ところで、歯科医師の私が一体そこで何をしたらよいのでしょうか? よく噛むことは認知症予防になるとは言われるものの、では認知症予防のために入れ歯の人にスルメを噛まして、認知症を予防できるかといういと、「硬いものを噛んで入れ歯で歯茎が痛い」という患者を量産することしかできないように思え、何をしようか思案しておりました。
ちょうどそのころ、「終戦のエンペラー」という映画を観ました。
この映画では、マッカーサーの部下のフェラーズに宮内次官関谷貞三郎が「昭和天皇の戦争責任」について問われ、彼は、昭和天皇は大東亜戦争の開始前の1941年9月6日の御前会議にて、明治天皇がかつて作られた「*よもの海 みなはからうと思う世に など波風の たちさわぐらむ」という歌を詠んだ、とのみ伝えたのです。
その時、関谷貞三郎が、大きな声で和歌を朗々と和歌を詠みあげるのを見て、ふと医療福祉に関する和歌をみんなで作って、それでカルタ取りをしたらどうかと考えました。
藤原定家が京都小倉山で編んだのが、あの有名な小倉百人一首なので、京都笠置山で伊左治友子が編んだボケ防止のための「笠置百人一首」ができれば、なんとなく歴史に準じていて、しかも全国展開が期待できそうな気がしています。
いわゆる医療福祉系の川柳は時々目にします。しかし、私の猟捕不足かもしれませんが、三十一文字の医療系和歌はまだ目にしたことがないので、これは早いもの勝ちだとほくそえんでいます。
同封ししたのはその医療系の和歌の応募用紙です。笠置カフェに来る来ないは関係なくとも、和歌を考えたり、覚えたりすることは頭の体操になり、町内での話題の一つともなり、認知症予防になると思っています。
また、人生の最期に読む歌を辞世の句と言います。侍は辞世の句を捻出するのに時間を割いたとか。皆さん、ボケる前にぜひ辞世の句を詠んでおこうではありませんか。
皆さんの積極的参加をお待ちしております。
応募用紙は笠置歯科口腔外科診療所か伊左治医院までお願いします。
「*よもの海 みなはからうと思う世に など波風の たちさわぐらむ」とは「四方の海にある国々は、皆兄弟姉妹と思う世に、なぜ波風が騒ぎ立てるのであろうか?」という意味で、この明治天皇がお作りになられた和歌を御前会議で詠むことにより、昭和天皇は戦争反対であるとの気持ちを表現されたといわれている。