16 上の歯は 神に祈れば 下の歯と 合っては解れ 分かれては逢ひ
16 上の歯は 神に祈れば 下の歯と 合っては解れ 分かれては逢ひ
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上の歯は 神に祈れば 下の歯と 合っては解れ 分かれては逢ひ
「上の歯が下の歯と会った後に別れることが反復し、もしそこに食物が介在すれば、それを咀嚼運動という」ことは、長崎大学の歯学部の生理学の佐藤教授から習った。
とおい、昔のことである。
この、上の歯と下の歯の、いわば出会いというか、ミーティングというか、これが男女間の問題であれば、そしてげすなことを言えば、逢瀬というか、そのようなことになりたいと、神にまで祈る気持ちも分かる。
会って、合うか合わないかを、確かめ、解り合い、歯ぴーエンドになるか、一度解ったものの、その後別れる分かり合いをするのか、そこで立ち止まるのか。別れたあとに、再び巡り逢うのか。
どの漢字が正しいのか、いや、適切なのかを、とことん迷って、本歌の評論ができない短歌である。
トータルには、良くできているが、漢字の使用について、疑問が残る和歌である。
もし、漢字使用について、参考意見があれば、お聞きしたいと思う次第である。