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53 二百月 散歩し続けた 笠置橋 姿勢と歩幅に 散りゆくもみじ  万穂 歩

53 二百月 散歩し続けた 笠置橋 姿勢と歩幅に 散りゆくもみじ  万穂 歩

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二百月 散歩し続けた 笠置橋 姿勢と歩幅に 散りゆくもみじ  万穂 歩

車での出勤時、笠置大橋の上にいつも歩いていた背の高い矍鑠(かくしゃく)とした紳士がいた。背筋を伸ばし大股で前を向いて歩いている。散歩というよりは歩くことを目的に歩いているようである。「いったいどんな人なのだろう。」と常々思っていた。通いの理髪店でその話をすると、高校の理科の先生で、最後は校長先生までした人だとか。そういわれればそんな感じだ。理科の先生だったということだから、きっと万歩計をつけながら、それをグラフに記録するか、日記にでも書きとめながら毎日欠かさず歩いているのであろう。

この町に住むようになって、18年近くになる。元号は平成から令和へと変わった。歴代町長も4人知っていることになる。リーマンショックに、政権交代、東日本大震災もあった。何人かの日本人ノーベル賞受賞者も生まれるなか、子供も大きくなった。笠置大橋には側道橋もできた。笠置ではまだ発症者はいないが、世界中コロナで大騒ぎになった。そんな年月を感じながら、橋の上を散歩する紳士は、大橋から大橋横に新設された側道橋へと移りはしたが、あい変わらず同じ時間に同じところで目にする。

ただ、その紳士の背中は曲がり、歩幅も半分くらいになり、前というよりは斜め前を向き、とぼとぼと歩いている。とぼとぼと。

でも、とぼとぼではあるが、まだ毎日歩いている。

きっと、こんな感じで思いついた短歌だと思う。

18年でなく二百月としたところに、毎日感と経年が古典的表現で表されている。

姿勢と歩幅に、歩いている本人の歌でなく、はたから見た目とわかり、年月とともに年老いていく哀愁を、散りゆくもみじに背負わせたのだろう。

散歩をし続けていることを望むが、その通りにはいかないのが、人の常というものである。

先の歌を受けての、別の作者の短歌だが、返歌とできそうな歌も紹介する。

散る桜 秋の紅葉も 散る紅葉 やがては笠置の 石となるらん

どんな生物であれ、炭素と酸素とカルシウムとその他の元素でできており、焼けば二酸化炭素と水と窒素酸化物と炭素とその他の元素になる。空気中に放出された分子はどうなるかわからないが、固形物は重力によって沈殿、堆積し、何万年もの圧力よって、石となる。

そんな石がある、石の国「笠置」である。

この短歌にあうイラスト募集しています。詳しくは、miwashiro@mx2.wt.tiki.ne.jp (岩城まで)

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