時流に乗った変化への対応の方向性は必要だが・・・・。
時流に乗った変化への対応の方向性は必要だが・・・・。
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時流に乗った変化への対応の方向性は必要だが、急速な対応は、その時は時流に乗れたと思っても、返って時流を壊してしまうことも多い。
車の極端なEV化には、何となく乗り切れない自分を発見する。
その心は、方丈記にあるようにも思える。
方丈記
行く川の流れは絶えずして、しかも、もとの水にあらず。
淀みに浮かぶうたかたかは、かつ消え、かつ結びて、久しくとどまりたるためしなし。
世の中にある、人と栖と、またかくのごとし。
玉敷きの都の内に、棟を並べ、甍を争へる、高き賤しき人の住まひは、世々を経て尽きせぬものなれど、これをまことかと尋ぬれば、昔ありし家はまれなり。
あるいは、去年焼けて、今年作れり。
あるいは、大家滅びて、小家となる。
住む人もこれに同じ。
所も変はらず、人も多かれど、いにしへ見し人は、二、三十人が中に、僅かに一人二人なり。
朝に死に、夕べに生まるる慣らひ、ただ水の泡にぞ似たりける。
知らず、生まれ死ぬる人、いづ方より来りて、いづ方へか去る。