私の憧れた、Frank Lillyという研究者は、ニューヨーク大学のホモの会の代表者だった。
私の憧れた、Frank Lillyという研究者は、ニューヨーク大学のホモの会の代表者だった。
私が、フレンドウイルス誘発腫瘍に対しての免疫応答の研究していた頃、その分野では代表格の研究者に、ニューヨーク大学のFrank Lillyという人がいた。
彼は細胞障害性T細胞の認識する抗原決定基を同定していた。
素晴らしい研究成果を論文として連発するので、会ったことも写真を見たこともないが、尊敬していた。できれば、その先生のところで研究できたらと思ったこともあるが、ニューヨークは物価が高く、給料をもらったとしても、赤字になるとの話も聞いていたし、まだ自分の学位論文が出ていなかったので、履歴に売り込むものがなく、単なる憧れに過ぎなかった。
あるとき、京都大学のウイルス研の石本教授にその話をすると、「Lillyはゲイやぞ。」そして笑いながら「あんたのお尻は綺麗か?」と言っていた。
後半は冗談だろうが、その石本教授の話で、ちょっと憧れの研究者の範疇からLillyが消えていった事を思い出す。
この憧れからの消失は、新しいLGBT関連の法案では、違法? あるいは、間違った事なのだろうか?
理念法というが、その理念から私はずれているのだろうか?
その後、学位を取って、日本女性と結婚してから、アメリカに渡ったが、ニューヨークのLillyのところでなく、モンタナのNIHに行った。
ある時、職場の中ボスのKimという人と、Lillyの話になった。Kimはニューヨーク大学で学位を取っていた。彼は「Lillyはニューヨーク大学のゲイの会のプレジデントだった。前立腺癌ですでに亡くなった。」と言っていた。
石本先生からゲイの話は聞いていたが、プレジデント、つまり代表者とは知らなかった。
そして、ゲイに多い病気にエイズがあったが、前立腺癌も多いという事を知った。
のちに、Lillyが決定した抗原決定基は、真実ではないということを、私は大方証明した。
大方というのは、完全に「ない」ということの証明はできないからである。
人生は皮肉なものだ。憧れの人の研究結果を否定してしまうとは。
話は変わるが、顔つきからして、在日米国大使も怪しと思う。
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